9月1日に大分県西部地域農業・農村魅力実感ツアーが開催されました。
9月1日の日曜日、大分県西部地域(日田市、玖珠町、九重町)で「新たに農業をはじめたい」「農業に興味がある」方を対象とした、「大分県西部地域農業・農村魅力実感ツアー」が開催されました。
当日は、時折雨の降る、あいにくの天気でしたが、県内外から9組11名(男性8名、女性3名)の方に参加いただきました。
最初に、各市町で推進している農産物(日田市:梨、玖珠町:ピーマン、九重町:トマト)の圃場を見学していただき、その後、就農するうえで活用できる支援制度等についての説明会を行いました。
圃場見学では、それぞれの農産物を栽培している生産者より、栽培の概要やその魅力、農業の難しさや携わることの面白さなど、参加者にとって参考となる様々なお話をしていただきました。
「栽培して20年近くになるが、一度も想像通りに作り切れたことがない。」という生産者の発言や、苦労話、経営のポイント、農業者の視点など、現実的で踏み込んだ内容の反響が大きかったです。
また、参加者からも、「夫婦で経営するなら、どれぐらいの栽培規模が必要なのか」、「ビニールハウスを建てる際の経費はどのぐらいかかるのか」、「収穫する際のサイズや色」等々、多くの質問が出され、生産者の方々も真剣に答えていました。
説明会では、各市町が運営している『ファーマーズスクール*』の概要、市町単位で実施している就農支援制度、短期体験研修につい
て説明しました。また、大分県からは、しいたけ版ファーマーズスクール や国ならびに県の支援制度について紹介しました。
参加者からは、制度を利用する際の年齢要件について、質問が出されました。
また、参加者のアンケートには「労働力などの経営面も含めて、品目ごとのもっと踏み込んだ内容の研修を受講したい」との意見もいただきました。
西部地域では今後も就農を目指している方を対象とした研修等を企画していきますので、ご期待ください。